睡眠の状態を知る

高齢の方には睡眠に問題を抱えておられる方がとても多いです。睡眠障がいには、多くの要因が重なり合っていることも多く、原因を特定することは簡単ではありません。

夜間に十分な睡眠がとれない原因の中には、頻尿などの排尿障がいや日中の活動量の低下、昼間と夜間の睡眠のリズムが崩れてしまっている場合なども含まれます。

このような睡眠障がいは、眠れない苦しさだけでなく、転倒や転落の原因となったり、日中の活動が低下して廃用が進んだりする他、認知機能の低下や誤嚥の危険性が増すなど、様々な問題を生じさせます。

とても難しい課題ですが、睡眠の状態を把握することから、改善の方法を模索していきます。

 

※ グラフの青いところが眠っている時間で、黄色いところは覚醒を示しています。