加湿器について

気温と湿度が低くなる冬は、インフルエンザの流行に神経質になる季節です。室温は適温に調節しているため問題がないのですが、湿度についてはどうしても加湿が欲しくなります。

ところが加湿器、特に超音波式の加湿器はレジオネラ菌をまき散らす危険性が指摘されていて、最近は病院や介護施設での使用は避けるところが多くなっています。超音波式以外にも、気化式や温熱式があり、これらの方が感染対策上は問題が少ないと言われているのですが、加湿効率や光熱費の面で選択が難しいのが実状です。

 

そこで今回採用したのは、超音波加湿器に「微酸性次亜塩素酸水溶液」を使用するという方法です。

この「微酸性次亜塩素酸水溶液」は、PH調整をしてわずかに酸性にした次亜塩素酸水で、不活性化を遅らせる加工をして消費期限の短縮を防いでいます。

 

インフルエンザウイルスをはじめノロウイルスなどにも効果があることが厚労省でも確認されています。そして、一番の利点は、口に入っても害が無いという点です。空気中に噴霧しても人体にも環境にも影響がありません。そして、殺菌効果により加湿器内でレジオネラなどの繁殖、拡散の心配もありません。少し独特の匂いがありますが、気になるほどではありません。

 

若干コストがかかるのが難点と言えば難点ですが、インフルエンザの流行しているシーズン中は使用する予定です。