理事長挨拶

和歌山県の高齢化率は全国平均を上回る勢いで推移しています。 なかでも、かつらぎ町の高齢化率は県下でも上位にあります。 日本は世界に誇れる長寿国ですが、同時に、高齢化に伴う要介護高齢者の増加は極めて大きな社会的問題です。

加齢とともに心身の不自由さに抗いきれない時期が訪れるということは、万人に避けられない事実です。        いつかは誰かの介護を必要とする生活がやってきます。 住み慣れた我が家に住み続けることが困難となる場合も少なくありません。

 

私たちは、自宅での生活が困難になった介護高齢者が、お一人おひとりの尊厳を大切にされながら新たな生活の場として、そして終の棲家として、安心して暮らせる場として、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)「やまぼうし」の設立を決意いたしました。

 

施設入居者には、長年にわたり住み慣れたかつらぎ町の美しい風景の中で、穏やかに幸せに安心して生活して頂くために、地域に密着した「自宅ではない在宅」を目指した施設運営を行っていきたいと考えています。  地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。